千住博の障壁画

千住博画伯の障壁画

国際的に高い評価を得ている日本画家の千住博画伯は、2007年に20枚の障壁画を制作し松風荘に寄付しました。これらの作品は1970年代に損失された障壁画に代わり、襖と床の間に取り付けられました。千住画伯は伝統的な日本画の技法でモダニズムを表現することで知られており、 1995年には代表作『滝』でアジア人として初めてヴェネツィア・ビエンナーレ にて名誉賞を受賞されました。

2004年に現地を訪れた際には、「日本を感じられる場所」と松風荘を表現し、障壁画制作にあたっては様々な時間帯に松風荘を訪れ、建物や庭園の持つ色や空間にふさわしい画材選びに入念しました。 結果、千住画伯が描いた障壁画には千住画伯独自のスタイルで松風荘の持つ色彩や情緒が巧みに表現されています。画伯が得意とする滝の絵は古色の出た松風荘と見事に調和し、伝統的な日本建築と現代日本画の融合は、国境を越えた幽玄な空間を創出しています。このような日本の伝統芸術と現代芸術の調和を体感できる松風荘はアメリカ国内で唯一無二の場所として、多くの人々に親しまれています。